前半は教皇が最強でもう誰も逆らえないみたいになったところで終わった。
ジュード・ロウ自体が美しいし、そんな彼が人を従えている様子は、神というよりは悪魔のように見えた。要は邪悪だったのだ。でもその邪悪さも含めて蠱惑的な魅力をまとっていた。
自分の風貌を最大の武器と考えていて、自ら、「美しい青い瞳と柔らかな唇」と言っていた。投票率操作により落選させることもできると、ピウス13世 美しき異端児 DVDイタリアの首相を脅すようなこともしていた。
しかし、ドラマをこちら側から見ている私はただただ恰好良いと魅了されても、ドラマの中の人たち、バチカンの人たちや信者はたまったものではない。教皇を失脚させようとしているのは国務長官だけではなく、他の枢機卿たちや、100 オトナになったらできないこと DVD母同然のシスターメアリーも、兄弟同然のアンドリューもなんとか彼を止めようとしていた。
彼の最大の弱点はいなくなってしまった両親だというのがシスターメアリーはわかっていて、それを利用した策を出したりしていた。
シスター・メアリーにまでこんなことを思われては相当である。彼女だけは、いつどんなときも教皇というか、レニーの味方だと思っていた。
そんな中で教皇は、同性愛者弾圧をアンドリューに任せたが、疑惑をもたれた青年は失職し、自殺してしまう。さらに、もう嫌だとローマから元々いたホンジュラスに帰ると、マフィアの奥さんに手を出したことがバレて殺されてしまう。
ここまででおそらく7話が終わったところだったと思うが、急に人が死に始める。また、5話の最後に教皇御一行で家まで訪れた、神の天啓を得たような市民は行方不明になってしまったらしい。
行方不明はどうなったのかはわからないが、100 オトナになったらできないこと DVD自殺した同性愛疑惑の青年に対しては別にどうも思っていなかったようだ。ただ、シスターメアリーにも嘘をつかせてしまったことに対して、アンドリューが殺されてしまったことに対しては本当に悲しんでいて、レニーがやっと人間の心を芽生えさせる。あんなに満ちあるれていた自信のかけらもなくなって、眉をひそめていた。
ここまで何度か、若いシスターメアリーと、子供のレニーとアンドリューが出てくるシーンがあって、そのすべてを思うと、友達というよりは兄弟くらい近い存在だったのだろうし、こんな親しい存在がおそらくレニーには他にいないのだと思う。ピウス13世 美しき異端児 DVDそれを思うと本当に悲しいし、間接的に自分が殺したことに後悔もあっただろう。
そこで、このドラマがただのヴィジュアル重視ではなくて、一人の人間の成長物語だとわかる。前半のような人を馬鹿にするような表情(それはそれで素敵だったけれど、さておき)は見せなくなる。
ただ、ヴィジュアル面でさぼっているわけではなく、8話ではアフリカへ行くのだが、その時には、いつもの白い祭服に真っ赤なマントと真っ赤な帽子と真っ赤な靴を履いていた。また、そこにある藁でできたような教会もおもしろかった。あんな教会あるのだろうか。
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