2017年9月11日星期一

ソル・ギョングxキム・ナムギル主演映画「殺人者の記憶法」小説と映画の差

キム・ヨンハ作家のベストセラー小説を映画化した『殺人者の記憶法 DVD』は、アルツハイマーにかかった男キム・ビョンス(ソル・ギョング扮)の物語だ。17年前最後の殺人を犯した後に交通事故で記憶を失ったこの連続殺人犯は娘ウンヒ(ソリョン扮)と共に獣医として暮らしている。ある日娘が恋人ミン・テジュ(キム・ナムギル扮)を連れてきたことでビョンスはこの青年が自分と同じ分類の連続殺人魔であることを直感する。

小説と比較して映画はいくつか目に飛び込む差がある。

まずビョンスが殺人を犯す理由だ。小説にてビョンスはオイディプースのように原罪を犯し苦悩する男だ。セザンヌと過ごした時間 DVDニーチェと般若心経を読みながら善と悪に関する独白を並べる彼が殺人を犯すことにおいて殺人過程に対する耽溺以外に特別な理由はない。小説でビョンスはこう話す「ヘビをペットとして育てる人々がハムスターを買うように、私の中の怪物も日々餌が必要だった」

殺人者の記憶法 DVD


一方、映画ではビョンスが殺人を犯す理由は明白だ。幼い頃に家庭内暴力で虐待されていた記憶がトラウマとして残っている彼は悪い人間を見ると殺人の衝動にかられる。小説の中のビョンスは過去に自分がなぜ殺人を犯したのか、その理由が分からず苦悩するのに対し映画の中のビョンスは老いた自身のさびた殺人技術を若い世代と比較し自責する。

また小説が徹底してビョンスの1人称視点を固守し、殺人者の記憶法 DVDテジュ(小説ではパク・ジュテ)を他者化するのに対し、映画はビョンスとテジュを並べて対角構造を作る。そのため二人が互いに誰が真の殺人者であるかをかけて真実ゲームを巻き起こす場面は小説には無い映画のクライマックスとなる。

映画にてビョンスはテジュにこう言う「私は理由があったが、セザンヌと過ごした時間 DVDお前は何の理由もなく人を殺した」。するとテジュの反撃はこうだ「どうせ結果は同じじゃないのか?」。この台詞を初めとして後半部の二人の争う過程は世代間の葛藤を連想させる。

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